調査
現地観測に基づく
汚濁防止膜の抗力係数
付着生物調査
把駐力調査
汚濁防止膜の経過月数による
強度劣化に関する実海域実験

付着生物調査

汚濁防止膜は工事期間中に展開される仮設的なものですが、長期間に渡って設置する必要がある場合は、汚濁防止膜に付着する海洋生物による影響を十分に把握する必要があります。

そこで、膜の設計に際して考慮すべき重要な情報・資料を得るために全国5地点において現地調査を行いました。



調査実施地区


調査地点 実施日 調査項目 調査地点の特徴
観音マリーナ 1993年
12月8日
・ビデオ撮影
・水中カメラ
・優勢種のカウント
・坪刈採取/計量/同定
広島湾湾奥部に位置し、太田川放水路、天満川に挟まれた地区。河川の影響が大きく、周辺で牡蠣、海苔の養殖が行われている。膜設置期間は2年1ヶ月。
五日市工事地区 1993年
12月9日
・水中カメラ
・優勢種のカウント
・坪刈採取/計量/同定
広島湾湾口部に位置し、観音マリーナに比べて潮流による海水鋼管が良好。膜設置期間は2年1ヶ月。
東京湾南本牧地区
東側
1994年
12月7〜8日
水深が42mと大きく、潮流の影響が大きい。膜設置期間は2年。
東京湾南本牧地区
南側
1994年
12月8日
水深が24m、潮流の影響は東側ほど大きくない。過去に水中に沈めた履歴がある。膜設置期間は1年。
廿日市工事地区
南側
1995年
10月20日
下げ潮時に貯水場からの流れの影響が大きい。膜設置期間は2年2ヶ月。
廿日市工事地区
東側
貯水場からの流れの影響は南側ほど大きくない。膜設置期間は2年2ヶ月。
アイランドシティー
工事地区東側
調査地点1・2
1996年
6月14日
博多湾湾奥部に位置し、海水交換が比較的悪い。膜設置期間は2年。
アイランドシティー
工事地区東側
調査地点3・4
博多湾湾口部に位置し、海水交換が比較的良い。膜設置期間は2年。

結果のまとめ


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