汚濁防止膜は、港湾工事等において汚濁が発生する場合、その拡散を防ぎ、環境を保全するものとして広く活用されてきました。そして近年、汚濁防止膜カーテンについては再利用品を使うことが多くなってきました。
汚濁防止カーテンに使用されているポリエステル織布は、使用環境、使用期間、使用方法等により程度が異なるものの、一般に経年劣化により大幅に強度低下する性質をもっています。
一般社団法人ウォーターフロント協会では、再利用カーテンについて、使用期間と経年劣化の関係を明らかにするため、一般財団法人港湾空港総合技術センター(SCOPE)とともに、実態調査を含めた技術的検討を進めてまいりました。その成果を踏まえ、平成25年9月、「汚濁防止膜技術資料(案)」がSCOPEから発行されました。
汚濁防止膜再利用カーテン引張強度評価制度
認定マーク
これをもとに、一般社団法人ウォーターフロント協会は、汚濁防止膜再利用カーテンの引張強度を評価することについて所要の検討を進めてきたところでありますが、この度、新しく「汚濁防止膜再利用カーテン引張強度評価制度」を創設し、運用することに致しました。