海洋環境保全技術委員会

平成６年度より平成９年度まで旧運輸省港湾技術研究所との間で進めてきた共同研究「汚濁防止膜の効果の評価法に関する研究」の一貫として共同開発した、汚濁拡散数値解析プログラム「SILT-MAP」の概要をご紹介します。

この数値解析プログラムは汎用性の高いα−Flow（開発元：富士総合研究所）をベースに、汚濁防止膜の効果的な配置計画を提案するために開発されたソフトウェアで、主な特長は以下の通りです。

従来のソフトにない、対話形式でのデータ入力ができる。
三次元流動解析が可能な三次元ナヴィエ・ストークス方程式（NS方程式）を解き、土砂の沈降、浮上（巻上がり）および汚濁防止膜周辺の密な汚濁拡散予測が可能なように工夫されている。
出力データを三次元的な動画に再現できる（カラーコンター出力可能）。